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この水プロジェクトは、2006年にインドネシア・中部ジャワ地震の被害を受けた、
・インドネシア国ジョグジャカルタ州グヌン・キドゥル(Gunung Kidul)県パンガン(Panggang)郡ギリサカリ( Giri Sekar)村
(30世帯132名、地震による建物被害は全壊4軒、半壊11軒(内13軒は再建済み))で、
・枝管敷設、貯水タンク建設を行うプロジェクト
に対して、資金協力を行ったものです。
プロジェクトの目的
地震災害によって住居等に大きな被害を受けたこの地の人々が、災害を機に、地震前から壁として立ちはだかっている地域の貧困と水問題に立ち向かい、コミュニティの復興バネとしてGiri
Sekar村への水プロジェクトを”呼び水”に、この地域の貧困と水問題の解決につなげていくことを目指します。また、この水プロジェクトがそのような道筋を見いだすための”呼び水”となることを目指しました。
プロジェクトの内容
村から1q離れている本管より枝管を敷設。敷設工事は、設計は水道公社の技術者に依頼し、工事は”ゴトンロヨン”(相互扶助)のもと、村人たちが行いました。CODEは、材料費などにかかる費用約82万円をCODEより支援。この費用はこの村の水管理委員会に貸し付けました。
近隣の村から応援に駆けつけた人も含め、延べ171人が作業を行い、当初予定したよりも5日早く作業は完了し、この村の人々が貯水タンクを共同管理するための委員会が設立されました。2008年4月20日に落成式が行われました。
プロジェクトの背景
中部ジャワの中心都市であるYogyakarta省から36q離れたGiri Sakar村のあるPanggang sub districtは、Sakar山の北側に位置し、人々が住んでいる地域の地盤は固い岩盤です。この地域は、雨期が短く(10月から3月)、乾期が長い(4月から9月)という気象条件の中で、昔から水不足に悩んでいました。主たる産業は”キャッサバ”栽培を中心にした農業です。この地域の村人にとっての水環境は、生活用水も灌漑用水も、乾期には、雨期に貯めた「ため池」の天水や各家で貯めるタンクの天水を活用してきました。しかし、各家庭の貯水タンクは3ヶ月しかもたないといわれています。
行政は水パイプを幹線道路沿いに敷設する事業を進めてきましたが、この村の場合は、村から1q離れた幹線道路までしか水パイプの本管が来ておらず、枝管を敷設するには費用が高額なため、この村の人々は民間業者から水を買っていました。乾期には、買った水は飲料用水はもちろん洗濯やシャワーなどの生活雑水に使用していましたが、地震災害後の住宅再建に必要な工事用の水さえも、高いお金を出して購入する水を使用していました*。
*この村の平均月収は、日本円に換算すると1世帯約3400円で、水代に2000円 を費やしています。民間の水供給業者から買うと、1g=0・4〜0・5円ですが、枝 官を引けば、水道局の水なので1g=0・17円と3分の1になると計算されています。
なお、参考までに、2007年UNDPの報告によると、生活に必要な最低限の飲料水は1日=20gで、洗濯などの生活雑水を入れると50gという数字が報告されています(ちなみに日本の同使用量は約300g)。
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