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海外災害援助市民センター(CODE) 趣意書


<私たちはCODEです>

 CODE(海外災害援助市民センター、Citizens towards Overseas Disaster Emergency)は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の被災当事者をはじめとし、その後、復旧・復興・減災に立ち向かう市民・学者・ジャーナリスト・企業・行政・国際機関・NGOなどの幅広い“市民”が集まる核となる場です。

<CODEは活動します>

・CODEは、主体的な市民と協働して、海外の災害被災地の生活再建や復興を支援します。
・CODEは、被災地のこどもや女性への支援活動を重視します。
・CODEは、障害者や高齢者、外国人などが、被災によってより弱い立場に置かれ続けないよう、自立を支援します。
・CODEは、被災地の人々が取り組む、持続可能なコミュニティづくりを支援します。
・CODEは、被災地の人々が描く復興計画や行動計画づくりを支援し、結果だけでなくプロセスを重視します。
・CODEは、基本的人権の確立をめざした活動を行います。
・CODEは、地球市民として環境を視野に入れ「防災・減災」に取り組みます。
・CODEは、国際社会の中で多様なネットワークを築きます。

<なぜCODEを創ったのか>

 私たちは、阪神・淡路大震災から「支えあいの大切さ」「一人ひとりの尊さ」「くらしと地域が一体化することの大切さ」「ボランティア精神の貴重さ」「救援者自身をサポートすることの重要さ」に気づきました。
 阪神・淡路大震災やその後の海外での災害支援の経験に基づいて、自分の命や自分のまちを自分たちで守るために、一人ひとりが主体的に防災・減災を自分のこととして考えること、不幸にして災害が襲ったときには、難局に立ち向かう意欲を持って「新しい社会システムを構築する」ことまで視野に入れることが必要なこともまなびました
 海外の被災地の人々に対して、少しでも役に立ちたいという思いを持つ市民が大勢いることも、改めて知りました。
 救援・復興活動を行うには、専門家だけに委ねるのではなく、専門家を含めた幅広い智恵や能力を持つ市民が、問題を共有しながら互いに協力して取り組むことでより成果が上がることも学びました。
 企業や行政、国際機関、研究機関、NGOなどの組織に属する人も市民としての意識を持ち、組織そのものも地域を構成する市民の一員として活動することも重要なことを学びました。
 私たちは、これらのことを活かすために、より幅広い市民が集まることができる拠点として、CODEという新しい場を創ることを決意しました。

<なぜCODEで活動するのか>

 メキシコ地震に立ち向かった現地のNGOリーダーは、神戸で「忘却は最大の敵」と発言しました。忘れないためには、経験し続け、学び続けることが大切です。一人ひとりや、1つのグループではできることも限られます。私たちはCODEという繋がりを通じて、災害救援の実践を続け、問題に立ち向かえる力を高めていきます。
 支えあいや助けあいに国境はありません。私たちは、地球市民の一員として、海外の災害被災地に私たちが経験してきたことを伝え、また新たに学ぶことで、「被災地責任」の一端を果たしていきます。

<「地球市民力」の向上に向けて>

 災害救援は、最後の一人の人権を回復するまで、直接に、間接にかかわることが求められます。そこでは、被災地の“内発性を育む”ことが必須のことです。
 また、普段から災害や防災・減災に取り組むことは、地域とくらし、持続可能なコミュニティ作りを考えることにつながります。災害を機に、メキシコやトルコ、台湾などの人たちとの交流が続いているように、ネットワークづくりも大切です。国と地域で生活慣習や文化の違いがあることを認めつつ、自然災害に対する共通言語を見いだして、共に支え合っていく。私たちは、それが「地球市民力」の向上につながることを確信しています。

私たちKOBEの“市民”は、ここに「CODE」を設立します。

2002.1.17


※KOBEは、「神戸市」という都市を指すのではなく、阪神・淡路大震災の被災地・被災者は当然として、国内外で救援にかかわった人たち全てを含む地域・コミュニティ・人を表します。海外への活動を念頭に置いた私たちは、あの地震が海外では"Kobe Earthquake"が通称となっていることからも、「KOBEの“市民”」と表現しました。

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